深い呼吸とクリスタルボウル
前回の記事では、私がフルートを始めたきっかけ…
フルートを吹くことが喘息の改善に繋がったということをお話しさせて頂きました。
実は、フルートを吹くことと呼吸というものがあまりに密接すぎて、
当たり前になりすぎて気が付かなかったことが沢山あるんだな、と自覚し始めるようになります。
そもそも、息と音楽との関係性といえば…
身体を巡らせてくれるような息の流れ、
大きく吸って、少しずつ吐いていく息が音となり音楽となる豊かさ。
それを叶えるために、
とても繊細に、敏感に自分の身体を感じ取ること、
日々の鍛錬で身体・心と向き合うことの大切さ。
心と身体の微妙なバランスを自分自身で知覚し、
コントロールできるようになることは、
自分を労わり・成長させてあげることと繋がっていると思います。
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フルートにおいて、
改めて身体の微細な使い方を学び、訓練できるようになったのは20代半ばからですが。
クリスタルボウルと出逢ってから、
呼吸と、もっと深い”息”に関して意識できるようになったように思います。
お寺で聴くような鐘のようであり、
どこから聴こえてくるのかわからない…と思えるような、その場の空気が振動するのを感じる響き。
空間が響いているのか、
身体が響いているのか、、。
西洋楽器にはない倍音の音色の魅力は、
民族楽器から奏でられる音たちと通ずるものがあるような。
空間、そして身体を包み込むような音の中で、
安心感、緩んでいくことで、さらに自身の呼吸が深くなるのを感じることができます。
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水晶の成分が入った楽器、クリスタルボウル。
見ているだけでも神秘的な感覚になりますが、
それぞれのボウルから発せられる音たちに耳を澄ませ、心と身体で聴くことは、日常で気付かなかったことや、忘れてしまったものたち、
また新たなインスピレーションを与えてくれる存在のようです。
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